『砦なき者』(野沢尚著)を読んだ。
『破線のマリス』の続編。
舞台は変わらずテレビ局報道番組。
タイトルの砦とは、テレビ局を指す。
テレビ局の牙城に守られない者たちの戦いだ。
テレビというメディアを想いのまま利用する青年の仮面を被った怪物、それに対する自身のパラドクスから正面から戦うことのできないテレビ局。
そんな構図で最後の場面へと導かれていく。
他の小説にはなかなかないメディア批判ともとれる題材の切り口が斬新で面白い。
とはいいつつも、読んでいて、ストーリー内容ほどの高揚感を感じなかったのがちともの寂しいかな。
テレビの見方がちょっとだけ変わりそうだ。
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